映画を観てくださった皆さま
こちらのアドレスまで是非感想をお寄せください!
いただいた感想は、このページに掲載させていただき、皆で共有、意見交換の場にできればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
(*多くの感想メールを頂戴しておりますため、全てのメールを掲載できておりません。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。)

<50歳代 やさぐれ女様>
本日、札幌にて鑑賞してきました。ドキュメンタリー好きなもので、いそいそと出かけました。正直・・・市内にはミニシアターがありますので、この会場だと空席もあるのかな?っと思ったり。初回の上映で関野さんのトークもありましたので、ほぼ8割以上の席が埋まってたようでした。ご年配の方も多く、男性の方が多めだったように感じます。み進めてゆくと、美大生さんということを本当に忘れてしまう。ゼミで学ぶことって、確かに専攻学科とは合致しないけど・・・どこかしら近いものが行われている気がします。ちょっと個人的には疲労がたまっていて、もしや上映中に居眠ってしまうかもっと不安がよぎってました。気づけはしっかり観ることできていました。やってみたいことでもあるし、実際に実行するまでにすすめない工程。川の最初の一滴さがしみたいに、大きな行動。学生さんたちの様子も興味深かった。保守的というか、大きな夢がないようなイメージがマスコミなどで感じていたがやっぱいろいろ考えてたり、社会性があったり。思いを隠すというか、発信しないようにしているかにも見えました。息苦しいのは大人も若者も蔓延していそう。関野さんのトークの時間も楽しかった!身近な感覚からお噺してくださってる。なんだか楽しくって、自分もまだこれから探検ができるんじゃないか?って気持ちが若返りました。カレーの匂いが嗅ぎたくなりました。 (2019.5.19)

<監督 前田亜紀>
ご鑑賞いただき、ありがとうございます。関野ゼミは大学の単位をもらえるわけでもなく、「来るもの拒まず、去るもの追わず」のスタンスで、今どきの「費用対効果」から遠く離れたところにあります。そのためか、すぐに飽きてしまう学生が多い中、一部の学生は熱を持って活動に参加していました。(昔はもっとたくさんいた、と関野さんはよく話しますが、、)仰るように、彼らは分かりやすく気持ちを表現したりはせず、そして、思っていないことは絶対言わない(カメラがあろうがなかろうが、カッコつけない)、そういった素朴さが取材をしていて印象的でした。そんな彼らの表情を汲み取ってくださり、うれしいです。遠く離れた土地で探検を続けてきた関野さんが、「足元を知る」という小さいけれど奥深い探検に向かっているところに興味を持ち、映画にしました。公開から3年、細くゆるく長く、どこかで誰かが観てくださっていることは、制作者冥利に尽きます。ありがとうございました! (2019.5.20)
<30代男性・しるびー1978様>
調理師の仕事をしております。当たり前の話ですが食材を調達し、下拵え、調理をし美味しく皆様に提供させていただくのが仕事です。もちろんカレーも作りますが、鶏肉、じゃがいも、玉ねぎ、人参等の食材は仕事をする上では『モノ』であり、そこには命があったとは思っていません。 今回この映画を拝見し、最後の方のシーンで私は泣いてしまいました。私たちは多くの命をいただいて生活していることと、たくさんの方々の思いや労力の上で私が調理の仕事をさせていただいていることを改めて気付かされました。 私は今後も食材の命、たくさんの方々の思いや労力を無駄にする事が無いよう、愛情を込めて調理をしていきます。また食べることが大好きな私は今日も大きな声で言いたいと思います。いただきます!ごちそうさま!幸せだ~!ありがとう!と。 上映後のサイン会でいただいたお二人のサイン入りパンフレットは、私の宝物になりました。素晴らしい作品を作ってくださり本当にありがとうございました。 (2017.2.12)
<監督 前田亜紀>
この度は映画を観に来てくださり、ありがとうございました! 上映後にお話をさせていただきました監督の前田です。 高崎での上映はとても楽しみにしていましたので、 上映後に皆様に温かく迎えてもらい、とてもうれしかったです。 いただいた感想もありがとうございます。 私もこの取材を通して、食事する時の気持ちが変わりました。 食べ物が自分を作っていることに思いを馳せ、 感謝を忘れずに、幸せな気持ちも大切にしていきたいと思います。 (2017.2.13)
<女性・H様>
名古屋シネマテークでの上映に間に合ってよかったです。きれいごとだけで生きられないこと。生きるために何を頂いているのかきちんと知ること…その辺りが隠させれてキレイに生きてる現代を実感しました。子どもの頃には絞めることも見る機会があり、スープのとる鶏ガラには鶏の頭も普通にあって…。そういった機会がない自分の子どもにも見せたい映画です。(2016.12.19)
<監督 前田亜紀>
初めまして。 返信が大変遅くなってしまい申し訳ございません。 映画「カレーライスを一から作る」の監督を務めています前田亜紀です。 ずいぶんと時間が経ってしまい恐縮ですが、 映画のHPへ感想を送ってくださり、ありがとうございました。 いただいた感想の中で「キレイに生きている現代を実感した」と書かれておられましたが、 一からカレーのゼミ生の間でも、自分の手で鳥を絞めたり首を落とすことはしたくない、 見るのも避けたいという意見が一定数あるそうです。 関野さん曰く、その傾向は年を追うごとにどんどん強くなってきているそうです。 なぜそうなっているのか、きっと社会全体がそういう傾向になっているのではないかと感じます。 「昔はもっとたくましかった!」そうです。(2017.2.13)
<40代女性・会社員S様>
今まで掲載された方と同じような感想ですが、私が印象に残ったのは‥鶏たちを屠ったあと、学生さんがまな板の上の頭をなでなでしていたシーンです。「どこかで育てられた鶏」ではなく「『自分たちが育てた、よく知っている鶏』の命をいただきます。ありがとう、さようなら」という気持ちなのかな、と表情から推測しましたが‥ 普段、鶏の頭がそこらに置いてあったら絶対に女の子は触らないですよ~(笑)その面からも、食べる前提としながらも愛情を注いで育てていたんでしょうね。 いい仲間、いい先生と出会えたこと、カレー作りを達成したことは、これからの人生で大きな自信に繋がると思います。学校外の畑や海、牧場などの風景、学生さんの表情や発言がとてもリズミカルに構成されていて、あっという間でした。機会があれば、後日談やメイキングなども拝見したいです。(2016.12.17)
<監督 前田亜紀>
初めまして。 遅い返信にて失礼をいたします。 映画「カレーライスを一から作る」の監督を務めています前田亜紀です。 上映業務に忙殺されてしまい、いつの話?というタイミングになってしまいましたが、 映画のHPへ感想を送ってくださり、ありがとうございました。 感想に書いていただきました死んだ後の鶏の頭をなでる女子学生のシーン、 その複雑な心境をご推測いただき、とてもありがたく、うれしく思います。 学生たちがドライ過ぎでは?というご指摘をたまにいただくのですが、 彼らの微妙な表情は、分かりやすい感情の動きがない分、読み解きが様々にありますね。
追記、今年度も2016年版「一からカレー」のゼミを関野さんは行いました。 (映画撮影の翌年にあたります) 先月調理を終えたのですが、今年は具材に名古屋コーチンが登場していました。 とてもおいしかったそうです。(2017.2.13)
<60代男性・I様>
平日の今日(12/13)、ようやくポレポレ東中野で拝見できました。 関野さんの映画特集にはいかれなかったので、延長上映していただき、ありがとうございます。 今日の上映後、監督の前田亜紀さんのトークも聞かせていただけて、よかった。 私の世代なら(生まれ育った環境にもよりますが)、野菜を作ったり鶏をシメたりすることは、わりと日常的に体験していましたが・・・いまの子どもたちはどうなんでしょうか。ぜひ、親子で観てもらいたいと思いました。 関野さんがおっしゃるように、現代の日本ではモノの来歴が見えにくくなっているんだなあ、という思いを深くしました。 映画に登場した屠場の人たちのお話には、ハッとしました。 他にも、化学肥料を使うかどうかで悩んでいた男子学生、48歳の関野ゼミ生の男性、鳥の首を切り落とすことを志願した女子学生など、それぞれの葛藤が感じられました。 衒いのないドキュメンタリー映像に好感が持てました。 関野さんの、一種"自然体"の姿勢が、この映画の底に流れていたようにも感じました。 前田監督の今後のご活躍に期待しています。(2016.12.13)
<監督 前田亜紀>
映画「カレーライスを一から作る」に感想をお寄せくださりありがとうございます! ご返信が遅くなってしまい、大変失礼をいたしました。平日の朝にも関わらず、観に来てくださり、重ねて御礼申し上げます! 温かいお言葉、大変恐縮です。観ていただく方に多くを託してどのくらい伝わるだろうかと懸ける思いで、 こちらからは多くを語らない方針にし、編集作業をしておりましたので、 いただいた感想をとてもうれしく拝読しました。農作業と日常がとても乖離している現代だからこそ、感じていただける事も多いのですよね。 親子で来てくださるお客様も多く、帰り道にどんな会話をしているのか、いつもとても興味津々です。 関野さんやゼミ生の“自然体”が、結果、良い形として受け取っていただけているとしたら、本当に良かったです。こうやって映画にして、感想をいただくと共に出会いが生まれ、 作品を通して強いグリップで結ばれることがこれほど幸せなことかと、40歳にして新たな境地を迎えております。本当にありがとうございました。(2016.12.16)
<40代男性・B様>
食育の教材として、最高の作品ですね。 以前に、森達也さんの「いのちの食べかた」という本を読んで、芝浦の屠畜場については知ってましたが… 仕事としての凄みを感じました。あの授業シーンだけでも映画になりそうです。 ゼミの方が羨ましい。学生のときこんな授業受けていたら、きっと人生観も創る作品も変わる。 美大でこの授業?とも思いますが、これはもう十二分にアートかなあ。 いや違うな。これをアートと呼ぶんなら、自分も相当文明に毒されてます。 畑に農薬を使うか葛藤する萩原さん、「北の国から」の草太兄ちゃんを思い出しました。 営利目的なら普通にそっちだろうなあ。でも変わっていく。 ダチョウ計画が頓挫した時点で、野菜カレーやシーフードカレーの選択もあったと思うのですが、 ドキュメンタリーとしては見せ場が無くなるというか… 「植物も(或いは魚も)生き物」だというのはこの映画でも込められたメッセージだとは思うけど 作品としてはテーマが弱くなってしまいそう。 映像を残す側としては一番撮りたいであろう、「屠る」シーンが無いと、インパクトに欠ける展開になってたかも。 (ちょっと意地悪ですかね?) 現代だと、一からというよりも、ゼロからいきなりカレーライスが食べられるのが 当たり前の世の中で、それが出来てしまう「ありがたさ」を甘受している日々ではあるのだけど… (事実、クラウドファンディングで多額の出資を行えば、このカレーも食べる事が出来てしまう) せめてこの作品を観て、これが当たり前な事では無いことだけは覚えておきたいです。 以上です。作品をありがとうございました。(2016.12.13)
<監督 前田亜紀>
すてきな感想をいただきありがとうございます! とても嬉しいです。励みにします。 「屠る」シーンがあるか無いか、結果的には大きく違ったのだと思いますが、殺すことに迷った松永さん(48歳、社会人)が、学生たちと話し合いをする前に、「もし殺さずに飼い続けることになったら、前田さん、困りますよね?」と 聞かれたことを思い出します。 私は、きっぱりと(半ばカッコつけて)、 「まったく困りません。そうなったら、殺さなかった経緯をきちんと描かせてもらえばいいです」 とお伝えして、それで、話し合ってみる、という場に至りました。 予定通りに事が運ばないのが、ドキュメンタリーの取材をしていて、 最も心躍るところでもあるので、自分の想定と違う方に進んでいくかもしれないことにはどうしてもワクワクしてしまいます。 ですが、映画を観てくださったお客様の感想を聞くと、やっぱり鳥の屠殺の印象がとても強いですね。 見続けるのが辛かった、あんなに長く見たくなかった、という感想も含めて。 映画について様々な感想をいただく中で、 私なりに「食」について改めて考えるようになりました。 その中で今、私が実験的に実践しているのは、満足に食べる食事を減らす事、です。 この飽食の時代にあって、むしろ健康に気遣いなさい、という感じですが、 当たり前にある食事を少し欠けさせてみると、食にありつけたときの感じ方が変わるのではないか?と。 忙しさも重なって、食事の回数と量を減らしているのですが、 今のところ、あー、体重減ったなー、、、という以外に実感するものはまだ無いですが。(2016.12.14)
<50代女性・I 様>
早速拝見いたしました。 予告編をちらりと見て かわいがっていた鶏を食べるとなると ひどく悲しんで 涙ぐんだりするのではと思っていました。 でも みんな淡々とこなしていき 自分で絞める事も積極的にやったりして意外でした。 わ〜 も きゃ〜 もなく しっかり肉を噛みしめていました。 80前の父に この話をしたら そういえば 昔の家では鶏を飼っていて 時々絞めていたと言っていました。特別な家ではなかったですし  どこでも割りと普通だったようです。 この映画の中では 食べるか食べないかをみんなで話し合うところなど 面白いです。 最初はコンビニの袋からコンビニおむすびを食べていた学生さんが 自作のおむすびになったところ、そして関野さんはバナナを食べている。 カメラがまわっていない時のやり取りや  DVDに使われなかった部分など いろんなことがあっただろうな・・と想像します。 それから 関野さんが一年体験された 皮の加工工場についても興味津々です。 関野さんが 映画の中で言われていましたが  小学校でこんなことを体験すればいいのにと私も思いました。 鳥インフルエンザや 鶏を絞めるなんて残酷だと反対意見が出ることは必至  まず不可能な日本になっていることが残念です。 香川県の竹下和男元校長先生が 小学生が自分で作る お弁当の日の取り組みの本を 読んだことがありますが たった一回でもお弁当を自分で作ると変わってくるのですから きっと カレーライスを一から作ると どんなにか変化があることでしょう。 食べることから 身の回りの様々なことに感謝が生まれていてすてきです。 コンビニでこんなに簡単に 比較的安く美味しいものが いつでもどこでも手に入るようになって いることの 対極にあるようなこの取り組み。徴兵制が義務になっているように  「カレーライスを一から作る」が すべての人の 一回はやってみるべし!  という義務になったら 面白いだろうなぁ・・。 何回も重ねて見たら また違ったところが見えてくるのだと思い それもまた楽しみです。ありがとうございました。 (2016.12.12)
<監督 前田亜紀>
この度は、感想をいただきありがとうございます!前田です。映像をよく観ていただけて、とてもうれしいです。お父様との会話も素敵ですね。「食べる」という行為は、万国共通でありながら、個々の記憶に結びついた非常に個人的なものですよね。この映画を観てくださった方の感想も様々で、本当に面白いなと思います。 この取り組みを経て、学生たちにどんな変化があったのかという質問をよくされます。 関野さんは、「すぐに身に付くことを伝えているつもりはないので、時間をかけて何かを掴んでもらえれば」というスタンスですが、 私なりに学生たちを見ていて、それぞれに手に入れたものがあるように感じています。 印象に残っているのは、化学肥料に心が揺れた学生が、 化学肥料と有機肥料の違いを自分なりに探ろうと、 家でプランターを使ってそれぞれを育ててみる実験をしたり(結果、まったく違いがないことを知ったそうですが)、収穫した人参を畑で食べた女子学生は、その味の濃さに驚いて、 それまで毎日食べてきたコンビニの菓子パンを一切食べなくなったり、などなど…。取材から映画の完成を経て、様々なご意見をいただく中で、 私自身が今、感じているのは、「いかに飽食な世界に生きているか」ということです。 映画、何度も観ていただけると嬉しいです。実は、スタッフの間では、数回観るとまた違う、という意見があります。初見では判別の付きづらい学生たちが、数回観ると線で繋がるのが面白いのだそうです。 是非また感想をお寄せください。(2016.12.13)
<22歳 大学生>
映画を拝見して、なかなか言葉で表現するのは難しいのですが、とても考えさせられるものがありました。本当に一からつくることはすごく大変であるけれども、最終的に密度の濃いものができるということを感じました。今、私も美術系の大学に通っているので、このような課外ゼミがあったら良かったなと思いました。また、関野さんが話されていることやゼミ生の方々の会話がとても身近に感じて、いろんなものが胸に刺さった感じがしました。そして、野菜を育てることも鶏を飼育することも、もし自分だったらここまで積極的に動けるかなと、ゼミ生の方と自分を重ねながら観ていました。作品をつくることも一からつくることと言えるかもしれませんが、ある程度の既存の材料は買うことができます。しかし、その材料からつくる(育てる)ということを含めて作品をつくるとなると途方もないことだなと思いました。でも原点を考えることは大切だと感じました。私も今回の映画のような体験を人生のなかで一度はしてみたいです。(2016.12.9 )
<監督 前田亜紀>
この度は、「カレーライスを一から作る」に感想をいただきありがとうございます! とても嬉しく拝読しました。 美術系の大学に通っておられると、また見方が違いますね。 関野さんが 「一から何かを作る」、もしくは、「身近なモノの原点を探ってみる」ことをゼミ活動として始めたのは、 「モノ作りの大学なのに、モノがどう作られているのかをみんな知らない」と感じたからだそうです。 カレー作りでは、関野さんも学生に混じって、同じように汗を流し、作物を育て、 来る者拒まず、去る者追わずのスタンスで、自然体の集まりのままカレーの完成に至りました。 最初は200名近い参加希望者がいたのですが、最後まで続いたのはその一割くらいで、 でも、もし私が学生だったらと想像すると、脱落していたかもしれないと思うので、 残った学生たちの「興味」の持続をたくましく、羨ましく感じました。 学生の一人は、その後、課題制作に使う和紙を一から作ってみることに取り組んでいたりと、 関野ゼミでの経験が作品にも変化を与えているようです。 これぞと思うものを一から探る体験、私もいつかやってみたいです。 考えるだけでワクワクしますね!(2016.12.10)
<30代男性・S様>
映画を拝見しました。 映画を見終わって、学生時代にこんな授業を受けたかったと思うと同時に、それではいけないとも思いました。 映画を通じて感じたのは、当たり前のことからどれだけ気づき、考え、学べるかだと思います。授業を受けないとわからない、誰かに教えられないとわからない、ではないんだと。 普段の生活や仕事の中で、無意識の内に選んでいたり、気にも留めないことの中に、生きてく上での大事なことが沢山あって、ただ、それに気付いてないだけ。 この授業のような視点を持って生活すれば、もっと色んなことが見えてくるだろうし、野菜や肉を選ぶのも考えて選ぶようになる。食べ物に限らず、生きること全般に渡ってもっと興味深く毎日を過ごせると思います。 この授業の素晴らしいところは気づきの切り口がカレー作りであったことだと思います。 イチローも毎朝食べるほどの国民食カレー。これだけ日常にあって皿一枚の窓口から、人間の社会、歴史、文化を紐解いていく。その先の世界の広さと深さに驚きました。 映画を見た日の夕食はもちろんカレーでした。 とってもいい気づきになりました。ありがとうございます。(2016.12.1 )
<監督 前田亜紀>
『カレーライスを一から作る』に感想をお寄せくださり誠にありがとうございます! 監督を務めています、前田亜紀と申します。 いただいた感想をとてもうれしく拝読しました。 このゼミの企画者である探検家の関野吉晴さんは、 「この企画は、70年前の日本であれば、もしくはアマゾンで暮らす原住民であれば成立しない、馬鹿じゃないの?と言われるような話。現代で都会だから気づきがあるけれど、そもそもは、モノの原点を知って生きていくことは当たり前にやっていたこと、それが乖離している生活になっているからこそ意味があるのではないか」とよく話しています。 当たり前のことが、どんどん当たり前ではなくなっている現代社会にあって、 この映画も成立をしていることを、改めて自覚させられます。 観てくださる方によって、様々な引っかかりがあり、 そうした感想をお聞きする度に、映画にして良かったなー、と作り手としての幸せを噛みしめています。 ありがとうございました。 感想を読み、私もカレーが食べたくなりました。 今日のお昼はカレーにしようと思います。笑(2016.12.2)





映画「カレーライスを一から作る」
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